LOVERS ― 愛したい・愛されたい －

不倫時代、可能であればラブホテルに行くのが、最も安全で快適なのは、
重々承知していましたが、会いたいという想いとは裏腹に、毎日のように
会っていたら、自由になるお金には限りがありますから、会うことを我慢
するか、お金をかけずに会う方法を考えるしかありません。

ただ単に会っていれば幸せ、というほどには人間が出来ていませんので、
二人で会えば抱きたいし抱かれたいという関係ですから、お金をかけずに
セックスをする場所の確保が重要ということになり、結局は簡単に場所を
移動できて、なおかつ、密室性を確保できる車は重要なセックススペース
ということになりました。

そんな感じで、彼女と車の中でセックスをしていた時に覗かれてしまった
という経験もセックスの回数が多いがためにありました。

夜の十時過ぎに、残業を終えて家に帰る前、公園の横に車を停めて二人で
話をしていた時のことでした。

時間も遅いので、少しだけ話をして別れるつもりだったのですが、当時は
今以上に性衝動の強い頃だったのか（今でも魅力的な女性と恋愛できれば
何度でも抱きたいという想いはありますが…。）普通に話をしていたはず
だったのが、気付いてみれば、片手は彼女の股間にあり、もう片手は彼女
の乳房を揉みながらディープキスをしていたという感じでした。

もちろん、その時点で彼女の手は私のズボンのファスナーを器用に開けて
勃起したペニスを引き出して、手のひら全体を使い、優しく強く刺激的な
タッチで撫で擦っていたという状況でした。



二人の間に共通していたのは、とにかく今ここでセックスがしたいという
一点のみで、恋愛関係を維持する要素の85％ぐらいがセックスの快楽だと
いう感じだったような気がします。

深夜の時間帯に近いということもあり、あまり時間もありませんでしたが
それに対応するかのように、彼女の性器から溢れる愛液の量はかなり多く
ヌルヌルに潤んだ膣口はいつでもペニスを挿入できるような状態にあり、
私のペニスもまた、亀頭の部分が熱く感じるほどの血流がみなぎりカリと
根元の部分の太さが著しく違う様に感じるほど固く屹立していました。

パンティを脱がす時間ももどかしくなり、彼女のパンティは履かせたまま
クロッチの部分の生地に手をかけて左側に寄せ集め、助手席側に移動して
股間を押し開くと共に、割れ目にペニスをあてがい彼女の両肩の横に手を
ついて挿入の準備を終えると、彼女は私のペニスに手を添えて自らの膣口
に亀頭の先端を導いていきました。

亀頭の先端が膣口の中にクチュッという音と共に埋まりこんだ、その瞬間
彼女の身体がビクッと反応し、吐息を漏らしながら腰を振り、より奥深く
へとペニスを飲み込もうと女性器が活動を始めたように感じました。



この時、私は彼女の膣内の感触をペニス全体で感じることに神経を集中し
そしてまた彼女も、私のペニスが膣内を蹂躙する感覚を受け止めることに
集中していたために、窓の外の様子には全く無頓着な状態でした。

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